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【時計入門】一目置かれる時計専門用語① 「ロレックスの三大発明」

 

 

時計の世界には、いくつもの専門用語が存在する。

これらを知っているのと知らないのとでは、語れる世界が違ってくるというもの。このシリーズでは、時計好きを名乗るなら知っておきたい専門用語を紹介していきたい。

まず第1回の専門用語は、「ロレックスの三大発明」だ。

 

「ロレックスの三大発明」とは、ロレックスが他のブランドに先駆けて発明し、時計の機能性や正確性を飛躍的に向上させた3つの新機構である。
いずれも革新的で、時計界の常識を変えたと言っても過言ではない偉大な発明だ。

 

1.オイスターケース

 

オイスターケースは、金属の塊を削りだして作られた頑丈なケースとスクリュー式の裏蓋とリューズの組み合わせによって構成される防水ケースだ。
これによりロレックスは高い防水性を実現し、その実用性を格段に向上した。

 

2.パーペチュアル

 

パーペチュアルとは、いわゆる自動巻き機能である。1931年にロレックスが開発し、1932年に特許申請、1933年に認可された。
それまでは手巻き式しか存在しなかった時計の機構において、文字通りの大革命を引き起こした。この発明によって、時計の機能性は一気に向上した。
なお、パーペチュアルが最初に搭載されたモデルは、通称バブルバックと呼ばれているモデルである。

 

3.デイトジャスト

 

デイトジャストは、0時ちょうどに日付が変わる機構のことである。
この機構が登場するまでは、時計上の日付は0時を中心に徐々に切り替わっていたため、日付表示の正確性に難があった。
しかし、このデイトジャスト機能の登場により、正確に日付を表示することが可能になり、時計の正確性が増した。。

 

 

いずれも今では当たり前になっている実用的機能だが、これらを当たり前にしたのはロレックスだった。
この「三大発明」は、ロレックスが早くから時計の実用性に重きを置いてきた証左とも言える。