ロレックスは丈夫で価値が下がらないため、親から受け継いだり、子へと受け継いでいくケースが多い。しかし、そんな中でも、初めから受け継ぐためにロレックスを購入するというのは、そこまでよく聞く話ではない。今回は、まさに子供に受け継ぐために最適なものを検討した結果としてロレックスを購入し、愛用しているコレクターに話を聞いた。
取材協力:114060さん (https://www.instagram.com/114060sub/ ) 文:kan 画像提供:114060さん |
ーーロレックスの購入を決めたきっかけはなんですか?
息子が生まれたのがきっかけです。
息子が成長して20歳を迎えたときに、息子へ何か残せるものがあればいいなと思い、いろいろ調べてみました。
その過程でやっぱり時計が最適かなと思い、時計の中だったらロレックスが一番かな、と購入を検討するようになりました。
ーーいろいろ比較してロレックスの時計に決めたのですね。
そうですね。
調べてみると、ロレックスは他のブランドの時計より、実用性が高い、壊れにくい、価値が下がらないとわかり、魅力を感じました。
一番重視したのは「価値の持続性」ですね。せっかく受け継ぐなら価値が続かないと意味がないと思い、ロレックスが一番いいと思いました。
ーー時計を受け継ぎたいと思ったきっかけの出来事などはありますか?
友人が20歳になったときにお父さんからエクスプローラーⅠをもらっていて、それ以来その時計をすごく愛用しているのを見て、自分もやってみたいなと思いました。
ーー購入にあたっては20回ほど正規店を訪れたとお聞きしました。
そうなんです(笑)一度買うと決めたら手を抜きたくないと思って、地元に1店舗しかない正規店に通い詰めました。
友人も同時期にロレックスを探していて、彼は3回目でサブマリーナ(Ref.116610LV)を購入していたのですが、私の方はまだ満足できずに探し続けました。
実は途中で理想の時計が手に入らないのではと心が折れてしまったときもあったんですよ。
ーーどんなモデルが理想でしたか?
最初の1本は絶対にサブマリーナがいいなと思っていました。
見た目がかっこいいのはもちろんなのですが、子供に「海」に関連した名前を付けたのもあって、愛着があるサブマリーナがいいなってずっと思っていました。
そこからデイトとノンデイトで迷いましたけど、ノンデイト(Ref.114060)にしました。ノンデイトのシンメトリーのデザインのほうが魅力的に感じられたのです。
最終的に、20回目の訪問の時に店員さんのほうからお勧めしてもらった時計を購入しました。
サブマリーナノンデイト(Ref.114060)
ーー時計の購入に当たって、お子様の存在が大きかったことがよくわかりました。
そうですね。
ギャランティカードも息子の名前にしました。いつでも受け継げるようにしています。
もう準備万端です!(笑)
ーー素敵ですね。他にもロレックスの購入する予定はありますか?
デイトナの黒(Ref.116500LN)が欲しいなと思っています。
これも息子とのエピソードなのですが、以前家でロレックスのカタログを見ていた時に、息子にどれがかっこいいかを聞いたら、たくさんある中でそれを指さしたんです。私自身もこのデザイン性に惹かれていたので、早く購入したいですが、まだ今使っているサブマリーナを買ってから1年もたっていないので、もう少し辛抱です。
ーー最後にご自身の時計へのこだわりを教えてください。
傷をも愛着と感じているところですかね。
基本的に毎日時計をつけて、せっかくなら使い込もうと思ってバシバシ使うようにしているのですが、この前BBQに行った時に傷をつけてしまったんですね。
最初は少しショックだったんですけど、だんだんこの傷に対して愛着が湧いてきました。
将来この時計を売るつもりはないので、自分オリジナルの時計にして、息子に受け継ぎたいなと思っています。
濡れた愛用時計(サブマリーナノンデイト Ref.114060)
最初からご子息が20歳になったときにプレゼントする前提で購入した時計を、その日まで愛用し続ける。まさに子供と同じようにロレックスを育てているというわけだ。時計に愛着や思い入れを持つ人は多いが、その中でも屈指の思い入れの強さになるのは間違いないだろう。この時計と共に過ごす日々は、息子と共に過ごす日々と同じように、この上なくかけがえのない日々に違いない。